古民家リフォーム、住んでみたら後悔した例と解決策

住み始めて後悔?古民家の失敗・後悔
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憧れの古民家暮らしではありますが、想像と現実にかなりギャップがあることも珍しくないようです。

せっかく古民家を買ったりリフォームしたりして後悔しないために、どんなことが問題になりやすいのか事前に知って対策しておきましょう!

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土地の人との付き合いやしきたり

農泊

古民家は農村部や地方に多く、それぞれその土地で昔から住んでいる人々の特徴や独特のルールがあることがあります。

話を聞くと近所付き合いに慣れていない人はもちろん、そこの出身の人でも一度都市部へ出て里帰りしたら疲れてしまったということもあります。

  • 出先や何をしているかなど聞かれたり監視されているように感じる
  • 集落に属していない「よそ者」としてゴミ出しなど生活インフラが使えない

その地域の人にとっては困っていることはないかなど気にかけて悪気がないこともありますが、残念ながら意図的であることもあります。

解決策:地域の付き合いを事前に調べる

そこに住む猫

こういったご近所や地域とのトラブルは事前に周囲を調査することで防げる場合も多くあります。できることをやっておきましょう。

方法の例
  • 近所の人や近くのお店の人と話して雰囲気をみる
  • 市役所や昔からある不動産屋で聞く
  • 近くに同じような移住者がいれば聞きにいってみる など
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敷地内の管理が大変

リフォームで古民家はきれいになったものの、買った敷地内に広い庭や畑があったりすると予想以上に管理が大変です。

  • 定期的な庭や畑の草むしり
  • 木が多ければ落ち葉の片付け
  • 雪国であれば雪かき
  • 塀の劣化 など

豊かな自然を求めた移住や古民家暮らしでも、敷地が広ければ広いほど骨の折れる作業です。自分自身が齢をとったときは更に負担になってしまうかもしれません。

解決策:庭のリフォームを考える

庭師

まずは自分でできるかやってみて、やはり疲れてくるようであれば思い切って人に依頼することも考えましょう。

具体例
  • 庭師に依頼する
  • タイルやコンクリートを敷いて雑草が生えてこないようにする
庭師についてはこちらで書いてます

また、町家の場合は坪庭が敷地内で重要な役目を果たしてくれていることがあります。家や庭のリフォームをする前に、専門家に相談することをおすすめします。

ゆるこ
ゆるこ

タイルやコンクリートを敷くのはDIYでやっている人も多いようです

光熱費が莫大にかかるようになった

最近のコンパクトな一戸建てやマンションから比べると、古民家は5LDKSの間取りなどとにかく大きいものが多いです。

コスト
  • 夏は涼しいはずの古民家も昨今の暑さが尋常じゃない
  • 天然木が乾燥することによる隙間風でエアコンが効きにくい
  • 薪ストーブを導入したが薪消費が激しく薪代と調達が大変

古民家は夏は涼しいのが特徴のつくりであり、もちろんリフォーム時に断熱材を入れたり寒さ対策は万全に!とすると思いますが、この広さが光熱費のネックとなることはやはりあるようです。

我慢が多い古民家暮らしの本

解決策: 多くのオプションを検討する

薪ストーブなど憧れの古民家暮らしはあるかもしれませんが、暑さ寒さ対策はリフォーム時にも多くのオプションを提案してもらいましょう。

また実際に住み始めた後も他の選択肢も追加導入できるような案はあるか、きいておくと安心です。

暑さ寒さ対策
  • シーリングファン
  • 床暖房
  • セントラルヒーティング
  • 二重窓

室内の掃除がしにくい

古民家の梁

できるだけ使える部分は残したい古民家リフォームです。

ただしつくりによっては掃除がしにくくなってしまうデメリットにもなります。

  • 梁見せ天井や柱
  • 吹き抜け天井や板張り天井・壁によるホコリ など

梁や柱を見せる真壁造りは古民家の特徴でもあるのでリフォーム時も残す人も多いですが、高いところは日常的な掃除が難しいでしょう。

また昔の部材のままの板を使った天井や壁の場合、劣化して木クズが落ちてきたり、できた隙間から天井裏のホコリが落ちてきて舞ってしまったりします。

解決策:リフォームやメンテナンスで工夫する

普段から掃除が気になる人であれば、リフォーム時から工夫が必要です。

リフォーム例
  • 梁は天井と接地させ、ホコリが溜まる箇所を作らない天井にする
  • 板材の天井はクロス張りにする など

クロス張りは古民家らしさが失われてしまわないように、違和感の出ない素材やデザインを相談するといいでしょう。

またやはり自然素材にこだわりたい人は、古材を取り寄せたり新材に古色塗装した板材で新たに天井を張り直すこともできます。

ゆるこ
ゆるこ

伝統家屋はもともとメンテナンスありきで長く残ってきました!

屋根や基礎が破損した

内装を重視する人やDIYをする人に注意が必要なのが屋根や基礎の破損です。

古民家を購入したときは大丈夫であっても、台風や地震など思わぬ自然災害で破損してしまうことがあります。

屋根や基礎はリフォームや修理には一番お金がかかる部分です

柱などの構造材を移動させたり減らしたり増やしたりすれば間取りが変わりせっかくの内装もやり直しになることもあるかもしれません。

解決策:物件を買うときから屋根と基礎は意識する

再築イメージ

屋根も基礎も家を守る大事な部分です。住みやすさや内装ばかり気になりがちですが、屋根と基礎ありきだと意識しておきましょう。

意識するタイミング
  • 古民家購入時
  • リフォーム時

そもそも屋根の葺き替え済みだったり、基礎に問題がない古民家を購入するのがベストです。屋根と基礎にかける費用がない分、内部につぎ込めます。

古民家リフォームの実績のある工務店などであればリフォーム前に基礎の調査も提案してくれるでしょう。内装の費用を削ってでも行っておくことをおすすめします。

古民家の調査をしてくれる人はいろいろ

古民家暮らし自体に疲れる

暗くなりがち

古民家が長く残ってきたのは、昔から人々に大事にケアされてきたからです。そんなていねいな生活に憧れて移住や古民家を選ぶ人もいます。

ただ現実は難しいことも多いようです。

  • 日々の掃除
  • 木のきしみやしなり・乾燥
  • 広すぎて落ち着かない
  • 虫やカビ など

古民家は広く、また古い家なのであまり掃除ができていないとただの「ボロくて汚い古い家」に見えがちです。

日々きれいにしておく作業がストレスになることもあります。

また日本は湿度が高かったり、乾燥したりの差が激しい気候です。

その度々に家に使われている木材が膨張したり乾燥したりを繰り返して戸が開かなくなったり、逆に隙間ができたり色んなことがおきます。

解決策:古民家暮らしをよく知る

縁側 風通し

古さや広さはリフォーム時にかなり改善できる点なので工夫することができます。

その他については「こういうものだ」と慣れたりその生活を楽しめるようになる人がその後の古民家暮らしに満足しているようです。

古民家に限らず、なんでもよく知らずに期待値ばかり上がっているとあとで後悔することって多いですよね。

まずは古民家についてよく調べたり、実際に暮らす人たちの不満派・満足派、両方の話をバランスよく聞いてみたりして、自分でしっかり判断して始めたいですね!

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