古民家物件を探すとき一度は確認したいサイト12選

古民家の見つけ方古民家暮らしのヒント
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古民家物件をオンラインで探す時の検索ワードは「古民家 物件 地域名」だけでなく、「移住」「田舎暮らし」「空き家」などのキーワードとも組み合わせるとぐっと情報の幅が広がります。

古民家の物件探しは普通の不動産屋さんだけではなかなか出てきません。でもこれから紹介する情報サイトや具体的な方法を試してもらえればたくさんの選択肢の中からじっくり探すことができますよ!

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古民家の物件を見つける具体的な方法

古民家物件探しの方法としては大きく分けて2つあります。

  • インターネット検索
  • 古民家の周りにいる人に直接聞く

1つ目のネット検索ではおすすめサイトから自治体の制度までご紹介したいと思います。まだ辿り着いたことがないサイトもあるかもしれないので目次から確認してみてください。

2つ目の「直接聞く」というのは、自分の足で探すということです。地元不動産や古民家周辺、古民家に携わっている人、自分が住みたい土地の人など、とにかく人との直接のつながりで探していく方法です。

すべてを一度に見ると情報量が多すぎるので、今回は1つ目のインターネット検索する際に一度は確認して見てほしいおすすめのサイトや空き家バンクサイトについてご紹介します。

ネット情報以外で古民家物件を探す方法はこちら
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古民家・空き家・移住サイト

おそらく多くの人はすでにネット検索をしているかと思いますが、出来るだけ多くの古民家物件サイトを定期的に覗くことが大事です。自分が探しやすいサイトが見つかったらこまめにチェックしましょう。

たくさんの古民家情報サイトがありますが、それぞれのサイトの特徴や良いところ・注意点など挙げていきます。

古民家住まいる

古民家住まいるサイトキャプチャ
古民家住まいる

古民家を残す活動を全国で行っている一般社団法人全国古民家再生協会と連携して古民家情報を提供しているウェブサイトです。「大黒柱」や「蔵付き」など古民家ならではの検索フィルターをかけることもできます。

この古民家住まいるの良いところは一般社団法人全国古民家再生協会と連携していることで様々な安心材料があることです。

  • 掲載されている物件は「古民家再生総合調査報告書」または「木造住宅簡易鑑定書」付の物件
  • 厳選された古民家鑑定士のいる不動産業者しか登録ができない

「古民家再生総合調査報告書」や「木造住宅簡易鑑定書」は古民家信頼の基準となるものですが、こういった調査や鑑定の結果を購入前に分かることでその後かかりうる費用をある程度知ることができます。

古民家鑑定士と相談
(写真提供:photoAC)

また信頼できる古民家鑑定士がいる不動産業者を通すことで、古民家ならではの物件購入後のサポートやメンテナンスなどの相談にのってもらうこともできます。

上記のような鑑定などの手続きを踏むためか掲載物件は他サイトに比べて少なく、すでに決定してしまっている物件情報も多いです。ただし、それはそれでどんな物件がいくらくらいなのかの目安として見ておくといいと思います。

古民家を愛する人たちでできているサイトや団体のため、託された古民家を大切に、そして引き継いでくれる人にもたくさんの情報を提供してくれています。

サイト内で検索するときは、「物件情報」よりも「古民家検索」のページから探すと絞り込みができます。物件の掲載希望も問い合わせ可能です。

Sumai空き家 格安空き家&古民家情報

Sumai空き家 格安空き家&古民家情報

Sumai空き家は自分の希望地域をピンポイントで探したい時には上記ウェブサイトがいいですが、Twitterをされている方はぜひフォローしてください。希望地域に関わらず探している方には特におすすめです。

毎日複数件、全国の物件情報が流れてきますのでどんな古民家や空き家があるのか見ているだけでも勉強になっておもしろいです。

田舎ねっと.日本

田舎ねっと.日本

全国の田舎の物件情報が幅広く網羅されたサイトです。

一見古風な作りにも見えますが、マメに更新がされていて、検索やソートなどもしやすく探しやすいです。古民家のカテゴリもあるので見てみてください。田舎暮らしのリアルな情報もあって見ているだけでもおもしろいです。

家いちば

家いちばキャプチャ
家いちば

家いちばは家を売りたい人と買いたい人を直接結ぶ掲示板です。

古民家に限らず、空き家や空土地なども含まれますが「買います」をクリックすると「古民家」「離島」「温泉」など古民家要素を含んだカテゴリでピンポイントに探すことができます。

問い合わせや現地案内などは当人同士で行い、実際の契約時には宅建士が書類や買い手への重要事項の説明など行うため、通常の不動産業者よりも手数料が安価で住むところが魅力です。

都市と地方を結ぶ ふるさと情報館

ふるさと情報館は田舎に住みたい都会人のために情報提供をしている企業のサイトです。東北以北の物件情報が多いようですので目指す地域がある方はチェックしてみてください。

田舎暮らし物件.com

関西圏を中心に田舎の物件を掲載しています。比較的新しい家が多い印象ですが、築50年以上の物件もちらほらありますので、関西圏でお探しの方はチェックしてみてください。

田舎暮らし物件.com

九州田舎不動産

福岡県鞍手郡にある地域の不動産屋さんですが、めずらしく古民家専門のようで手作り感あふれるホームページは物件だけでなく古道具の紹介などこの会社の古いものへの愛が感じます。九州内の物件を紹介してくれています。

古民家・移住関連NPO法人のサイト

古民家関連のNPO法人は日本全国に多くあります。その団体によって活動内容に特色があり、掲載されている物件情報の取り扱いもかなり違っています。よく見たり問い合わせたりして活用しましょう。

「(地域名)NPO 古民家」、「(地域名)NPO 移住」などで検索

例として認定NPO 日本古民家再生協会のウェブサイトです。

認定NPO日本民家再生協会

日本民家再生協会は日本民家の良さを伝える啓発活動や民家再生・利活用の活動を行なっているNPO法人です。サイト内の「民家バンク」のページで物件情報をみることができます。物件数は多くはないですが、掲載されている物件はどれもかなり正統派な古い民家で見ていてため息がでます。

物件の取り扱いは……

  • 所有者から依頼のあった民家を協会が調査し掲載
  • 移築再生が前提(所有者によっては土地ごとの売却が可)
  • 建物自体は無償。民家バンク利用料(情報料)、解体費、運搬費などは別途必要

日本民家再生協会だけでなく、NPOは古民家・移住関連と併せて全国に大小結構数があるようですので、お住まいの近くに活動している団体もあるかもしれません。検索してみるとその地域でしか得られない物件情報に出会える可能性があります。

ジモティー

古民家の物件サイトというわけではありませんが個人売買が可能なジモティーには古民家物件も出品されています。個人でのやりとりなので交渉などもできる余地があります。

ただし安くて買ってみたら建築法上やりたいリノベができなかった…なんてことも。所有者側も契約や法律について詳しいわけではない可能性が高いので自分で積極的に物件について聞いたり調べたり相談したりすることが必要です。

ジモティで見つけて古民家鑑定など専門家に見てもらうなどの手順が安全です。

行政の移住情報サイト

希望の地域に自治体の移住促進サイトがあればぜひ覗いて見ましょう。後述する空き家バンクへ続く物件情報のほか、地域情報や支援情報、補助金情報など地域独自の情報が豊富です。例として福岡県八女市のサイトリンクを貼っておきます。

空き家バンク

空き家バンクといえば各地域の自治体がやっているものと大手不動産業者がメインの物件サイトとは別に「空き家バンク」として物件サイトを開設している場合があります。

それぞれ見ていきましょう。

自治体の空き家バンク

空き家DE暮らすサイトキャプチャ

福岡の例。公益社団法人福岡県宅地建物取引業協会と提携して掲載されている。

空き家DE暮らす”住むを愉しむ”福岡県空き家バンク

各自治体の空き家バンクは各地の増え続ける空き家問題を解決するために主に自治体が空き家の所有者と希望者を結びつける制度です。自治体が所有者と希望者を直接結びつける場合もあれば、自治体と提携する不動産業者が仲介に入る場合もあります。

空き家バンクはあくまで空き家が対象なので一般的に古民家と言われる築50年も経っていない若い空き家もあります。もちろん築50年はあくまで目安で良いお家で出会える可能性として見てみてください。

「空き家バンク 地域名」で検索

自治体空き家バンクのメリット

自治体としては空き家問題の解消だけでなく移住者が増えることで地域の活性化につながり、所有者は管理できない空き家を手放すことができます。希望者にもいいことは色々あります。

  • 普通には出会えないような思いがけない物件や格安物件に出会える
  • 所有者と直接やりとりすることで仲介手数料がかからない場合がある
  • 自治体によっては補助金制度があり、初期費用を抑えられることがある

思いがけない物件というのは空き家バンクや古民家ならではですね。こういう出会いがワクワクすることでしょう。

仲介手数料ですが、これは物件によっては提携している不動産業者が介入しているものもあり、その場合は仲介手数料が必要になるので注意しましょう。

補助金については改修のためであったり移住者歓迎のものであったり、自治体によって様々のため希望の地域で補助金制度があればぜひ活用しましょう。

自治体空き家バンクのデメリット

空き家
(写真提供:photoAC)

デメリットもありますので十分注意して検討する必要があります。

  • 実施していない自治体もあり、都市部は少ない
  • 物件情報が少ない
  • リフォームが必要なことがある
  • 自治体は契約や仲介には関与しない

地方に比べて都市部だと空き家が少なく、そもそも実施していない自治体もあります。しかし全国的に空き家が急増しているためこれから開始する自治体も増えてくるのではないかと思います。希望の地域が実施していない場合は今後予定があるか直接聞いてみるのもいいかもしれません。

物件について詳細が書かれていないのはどこの自治体も大体同じです。写真は2、3枚だけ、間取り図の掲載もないなどとにかく物件情報が淡白です。空き家のため不法侵入やいたずらなどを防ぐ理由かと思いますが、リフォームが必要かどうかもなかなか分からないことが多いので、気になるものがあれば可能な限り自分で見にいく必要があります。

最後に、自治体はあくまでも所有者と希望者をマッチングさせる機会を提供する役割だということを認識しておきましょう。所有者と希望者の2者間でなにかトラブルが起きても基本的には自治体が助けてくれるということはありません。また不動産業者が仲介している場合でも、自治体と提携している不動産業者だからと安心せず、通常の不動産売買などと同じようにあくまで自分が主体で契約などの確認はしっかり行う必要があります。

なんとなくデメリットが多いようにも見えるかもしれませんが、自分できちんと見定めることさえできればすてきな古民家を場合によっては補助金付きで安価で手に入れることができる方法です。ぜひ検討しましょう。

不動産業者が運営する空き家バンクサイト

athomeの空き家バンクサイトキャプチャ
athome 空き家バンク

空き家情報を提供している民間の不動産業者は、LIFULL HOMES、アットホーム、SUUMOなどがあります。それぞれ通常の物件サイトとは別に空き家専門のサイトを開設しています。

不動産業者のサイトなだけあって、自治体サイトよりも検索がしやすかったり物件情報も見やすくなっているのが特徴です。自治体の空き家バンク情報も掲載されており、自治体サイトで見にくい場合はこちらを利用するといいでしょう。

不動産業者の空き家バンクから問い合わせた場合でも自治体が提供する補助金などのメリットは受けることが可能ですが、デメリットとしては不動産業者なので仲介手数料は必ずかかります。また自治体に登録されていない物件もありますが、営利目的のため自治体が扱っている物件よりもお値段高めのことも多いです。

古民家物件サイト集 まとめ

2、3個でも自分がいつも検索しやすいサイトがあると定期的なリサーチがしやすいと思いますのでお役に立てれば嬉しいです。

色々出したので、まとめておきます。

オンラインでは古民家に特化したサイトもあるため、定期的にチェックするようにすればきっとすてきな古民家に巡り会えます。もちろんお持ちの古民家を解体せず大事にしてくれる人に譲りたいという人もぜひご覧ください!

オフラインな方法で古民家物件を探す方法もご紹介しています。こちらも実は結構手段があるのでぜひご確認ください!

その他の参考サイト

古民家住まいる「古民家住まいるの使い方」Liv-up不動産売買コラム「空き家バンクとは?基礎知識から不動産業者しか知らない裏知識まで解説」FREEDAS【古民家物件の探し方全書】①探し方は9種類!分かりやすく解説田舎暮らし物件の総合サイト『ビギンズ』

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