古民家を知る

古民家の素材

古民家に使われている木① 杉(すぎ)

杉は日本にしかない固有種で、古くは縄文時代から人々に使われてきました。日本で最も多く、そして一部を除いたほぼ全国で自生・植林したため、日本の広い範囲で杉を取り入れた民家や神社仏閣などが見られます。 日本一長寿の木であり、樹齢2000〜300...
古民家を知る

古民家の田の字の間取りと町家のつくり

古民家と言ってもどんな種類があったのか、今回は中でも多く現存している田の字の間取りと町家のつくりについて見ていきます。 一般的に古民家は築約50年以上が経っていれば古民家となります。これは国の登録有形文化財の認定基準が築50年以上とされてい...
古民家の空間と部位

玄関のルーツとつくり 土間・式台・上がり框・取次

古民家にお邪魔するとまず出会う玄関。昔の玄関がやたらと段差が高いのでいつもどうしてだろう?と思っていました。今回はそんな玄関のルーツや古民家でもよくみるつくりについて紹介します。 玄関は元々寺院の入口という意味もあったそうです。急に神聖な雰...
古民家の空間と部位

内でも外でもない縁側。くれ縁・濡れ縁・ばったり床几

古民家といえば縁側ですね。縁側のある古民家に出会えるととても嬉しくなります。上の写真は福岡県糟屋郡RIYAKU.の縁側です。ぶたの蚊取り線香がよく似合います。 現代建築では合理性や効率性が優先されて少なくなった縁側ですが、夏は直射日光を避け...
古民家の空間と部位

大黒柱ってどれ?梁・桁など代表的な構造材を知ろう

古民会で色んな古民家を見ているとやっぱりいつも立派だなぁと感動する柱や梁たち。元の構造をできるだけ残している建物であれば木材だけでお互いを支え合っています。支え合っているってそこに住む人々を含めて「家」っていう感じがしますね。 そんな頼りに...
古民家の空間と部位

知っているようで自信がない鴨居や垂木ってどの部分?

今回は欄間、長押、鴨居、垂木を調べました。古民家用語というよりも一般的な和室の用語ですね。聞いたことはあるし、なんとなく分かっているものもあるかもしれませんが確認してみましょう。 これらはすべて化粧材です。建築物には化粧材と構造材があります...
古民家の空間と部位

古民家の入口、大戸口・厩口・背戸口と関守石

今回は古民家の入口にまつわる用語たち。昔の家には入口が3つもあったようです。大戸口、厩口、背戸口それぞれどんな入り口だったか見てみましょう。今ではなかなか見ない関守石についても解説しています。 玄関内部についてはこちらで詳しく! 大戸口(お...
古民家を知る

古民家にも使われる蔀戸や代表的な引き戸6種類

引き戸は引き違いに開閉できることで、ドアのように開くスペースが要らないという実はかなり画期的な建具です。その誕生はなんと平安時代の書院造からでした。古民家でも見ないことはない引き戸ですが、平安時代と同じ種類の引き戸もよく使われています。 今...
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