古民家探訪2 ナガタパン 箱崎店

ナガタパン外観福岡市東区
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2件目の古民家は、福岡市東区のナガタパン。

もう見た感じからレトロ感が漂っています。筥崎とろろと違って、看板のフォントのせいか昭和な古民家の佇まいです。

夕方近くなっていたかと思いますが、お店にはたくさんのお客さんがいました。ゆるこやマドレーヌさんのように古民家目当てというよりは、みなさんパンを求めてやってきているようです。昔からある「地元のパン屋さん」を感じます。

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ナガタパンは築70年以上

どうも正式名称は「パン・ナガタ箱崎店」のようです。でも公式サイトでも「パン・ナガタ」も「ナガタパン」も両方表記があるのでここは「ナガタパン」と呼ばせて頂きます。

そんなナガタパンは福岡市東区箱崎にあります。日本三大八幡宮の筥崎宮のど真ん前にあり、築70年以上の古民家を改装したお店です。(参照元:ナガタパン 公式サイト

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古民家を身近に感じられるのがナガタパン

入り口でオロナミンCのおじさんが笑顔で迎えてくれます。こういうの見ると思わずご機嫌になってしまいますね。電気のメーターまで古い壁に馴染んで違和感がないのが不思議です。

店内に入るとまず目に入るのがこの低い天井です。上階の床をそのまま下階の天井とした「踏み天井」と思われます。踏み天井は下階から上階までの高さを低く抑えたいときに用いられます。

色味の濃い梁や桁がすごくどっしりして存在感がすごいのですが、パンの香りや店内の照明などでとても柔らかい空間にも感じます。

すごく古くて傷もたくさんありそうだけど、この天井を見るとこの建物を残してくれたナガタパンさんに感謝です。きみに会えてうれしい。

古民家の天井の種類はいろいろ

古民家を楽しめるお店はたぶんたくさんあると思いますが、「ちょっとパン買いに行こう」とここまで身近に気軽に行ける古民家はあまりないような気がします。

近所にこんなお店があったらきっと入り浸ってしまうなぁ。あの人、また来てる…って思われちゃうなぁ。

見ても昇っても懐かしい感じのする古民家の階段

ナガタパンの階段

あまり写真がうまく撮れませんでしたが、それはパンとコーヒーをのせたトレーを片手に持っていたからです。無理をしてでもこの階段は撮りたかった。

このキズと勾配、そしてちょっとみしみし鳴る音で、心のなかの「わー!わー!」が止まらないのです。ちょっとこわい、でもフローリングのようにツルツルしてないなんだか懐かしい感触が靴下を履いていても感じます。不思議だ。

階段を見下ろす

上から見た階段です。今日はこの階段に座り込んで本でも読みましょうかね…という妄想が始まる。

ナガタパンの階段を昇った窓

ナガタパンは二階でも古民家が楽しめる

ナガタパンは狭くて暗めの空間だった階段から二階へ上がってくると、ぱぁっと小さくて明るい秘密の部屋のような空間が広がっています。思わず「わぁ…」と小さな声が漏れちゃいます。

テーブル席が2つ、カウンター席が4つほどで広くはないのですが、この部屋にあるもののすべてがとてもかわいい。全部見ようとするときょろきょろしすぎてかなり不審者ですが、まぁ構いません。

ナガタパン2階のちょっと気になる存在

ナガタパン2階の本棚
ナガタパン2階の応接室

階段横にある本棚もすごく古そうで、ついまじまじと見てしまいました。さりげなく地元の本や絵本が置かれています。部屋の一番奥には「応接室」とある扉。

プランターが「入っちゃだめよ」的に鎮座していますが、このたった数段の階段が何だか憎らしいほどかわいいのです。どうしてこんなところに数段の階段があるのか、この奥はどうなっているのか、間取りがとても気になります。

バイトの面接にトライしてみるくらいでは応接室に通されるのは難しいでしょうか…。(←ご迷惑)

日常から少しだけ離れて、おいしく静かな時間を

二階はイートインスペースになっています(人数制限されていることがあります)。カウンター席に座ると目の前の筥崎宮の木々がとても気持ちがいいのです。

パンを食べて、揺れている葉っぱを見ながら一階のお店のザワザワした空気を静かに感じているとだんだん眠たくなってきます。永遠にここにいられそうです。

イートインする時はコーヒーを無料でつけてくれます。階段の登り口にあるポットからセルフで頂けます。このお気遣いが一層あたたかく感じてまた来たくなるんですねぇ。

ナガタパンとコーヒー

ナガタパン 箱崎店 店舗情報

住所 : 福岡県福岡市東区箱崎1-44-20
TEL  : 092-643-8680
<営業時間>8:00〜19:00
<定休日>毎月第一火曜日、年末年始
<駐車場>近隣提携駐車場

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